2015年9月29日火曜日

2014年 大分県日田の鮎の漁獲量が2トンまで減少 2015年には増加


2015年9月28日のNHKニュースで2回見ましたが出典が探せませんでした

ネガティブなニュースなのでどうかなとも思いましたが、2回も放送されていたので。

ダムのせき止めによって、鮎が海からあがってくる(遡上する そじょうする)ことができなくなった日田では、稚魚の放流を行い、成長した鮎を落ち網漁や鵜飼(観光)で捕獲し提供してきたそうです

人工的にふ化させた鮎の稚魚を放流してきましたが、2014年の漁獲量の落ち込みにより、鹿児島の天然物の鮎の稚魚を購入し、放流したところ漁獲量が戻ってきているというニュースでした

ただし、人口ふ化の鮎が1匹10円のところ、天然の稚魚の鮎は25円しコストがかかるため、湖に自生している鮎の稚魚がつかえると助かるとのことでした

また、湖(松原ダム湖?ニュースでは違う呼称だったきがします)に自生している鮎の稚魚を放流することでコストを抑えたいが、攻撃的で友釣りにむいていて川釣り客に人気の琵琶湖産鮎かどうかの確認をするとのことでした。鮎にも性格があるということでした。

陸封アユ増産へ勉強会 日田市、漁協など [大分県]

2015年09月10日 00時12分
 日田市と熊本県小国町にまたがる松原ダム湖(梅林湖)に生息するアユを活用し、同市のアユ増産を模索する取り組みが始まった。市と日田漁協などでつ くる「日田市内水面利活用推進協議会」が長崎大大学院の研究者や県の水産担当職員らと共に現地を視察、勉強会を開き、捕獲・放流方法などを検討した。 アユは通常、ふ化した後に海で育ち、河川を遡上(そじょう)し成長するが、湖を海代わりにして育ち、流れ込む河川を遡上するアユが琵琶湖など各地で確認され、「陸封(りくふう)アユ」と呼ばれている。梅林湖に生息するアユもその一つ。

 市内では、同湖下流の筑後川水系でアユ漁が盛んで、人工産アユを放流してきたが、昨年は漁獲量が最盛期(2010年、115トン)の60分の1近 い、2トンと記録的な不漁だった。このため市や日田漁協は打開策として、鹿児島の海産アユを放流すると共に、梅林湖に生息する陸封アユに着目。活用策を探 ることにした。
 現地視察と勉強会は4日にあり、梅林湖に流れ込む杖立川などを見た後、同湖の陸封アユの特性と生息状況について市役所で意見交換した。協議会は11月、この陸封アユを捕獲した上で、試験的にどう活用するか検討するとしている。
=2015/09/10付 西日本新聞朝刊=




鮎は養殖で育てることもできるそうですが、毎日世話がかかせずつきっきりになるため、大変と聞いたことがあります 手間がかかるわりに、売値も高くないですから

しかし手塩にかけてそだてられた鮎も大変美味でした




日田では遡上アユをふ化もしくは稚魚の購入以外は自然に近い状態で育てるというもので、放流した数に対して、もどってくる量と売値を考えると、素人でも儲からなそうだなぁと思ってしまいます

ただし、日田市の観光に鵜飼はかかせないそうです






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体長75センチの巨大コイ「10年に一度、こいこく150人分」 日田市

西日本新聞 7月31日(金)9時53分配信 

 日田市の夏の風物詩「日田鮎やな場」(同市若宮町)に30日、体長約75センチ、重さ約15キロの大ゴイが持ち込まれた。
 コイは同市の三隈川で釣りをしていた市内の男性が午後3時ごろ、やな場の調理場に持ち込み、やな場を運営する三隈川観光開発(渡辺孝輔社長)が買い取った。「通常のコイの数倍はある大きさ。天然でここまで大きいコイは初めて見た」と渡辺社長。
 コイはやな場のいけすに入れられ、8月2日ごろまでは見ることができるが、3日には調理される予定。調理担当の秋好純一さん(64)は「こんな大物は10年に一度釣れるかどうか。150人分くらいのこいこくになりそうだが、分厚くて包丁が届くだろうか」と笑顔だった。
=2015/07/31付 西日本新聞朝刊=
西日本新聞社